日本取引所グループ(JPX)が1日発表した大阪取引所と東京商品取引所の4月の売買状況によると、日経平均先物などデリバティブ(金融派生商品)の取引高は前年同月比12・6%増の4967万単位だった。米トランプ政権の関税政策を巡る混乱で取引が膨らみ、4月の取引高として過去最高となった。
取引代金は3・3%減の323兆円だった。前年に比べ株価が下落していることが影響した。
商品別の出来高は、TOPIX先物が24・9%増の179万単位、日経225先物が1・3%増の163万単位だった。一方、日経225ミニは4・0%減の2303万単位、金標準先物は43・0%減の94万単位だった。