警視庁などが開いた交通イベントで、ヘルメットを着けていても似合う髪形を披露するモデルら=1日午後、東京都渋谷区

 自転車利用者のヘルメット着用を促進しようと、警視庁などは1日、東京都渋谷区の複合施設で啓発イベントを実施し、大学生や地域住民ら計約50人が集まった。美容師が、ヘルメットを着けていても似合う髪形や、崩れた髪をおしゃれに直す方法などを実演した。

 交通安全教室も開催。全国の警察が2024年7月に自転車利用者の着用率を調査した結果、愛媛県が69・3%で最高だった一方、東京都は15・1%にとどまったことが紹介された。

 警視庁によると、20〜24年、都内の自転車利用者の交通事故死者数は139人で、うち132人が未着用だった。