【北京共同】沖縄県・尖閣諸島周辺で3日、中国海警局の船からヘリコプターが飛び立ち領空侵犯した問題で、中国外務省の劉勁松アジア局長は4日、「日本の右翼の民間航空機が釣魚島(尖閣の中国名)の領空に侵入した」として、在中国日本大使館の横地晃首席公使に厳正な申し入れを行った。中国外務省が発表した。日本側の主張に反論した形だ。

 防衛省によると、尖閣諸島周辺で3日午後、領海に入った中国海警局の船からヘリ1機が飛び立ち、航空自衛隊のF15戦闘機2機が緊急発進(スクランブル)して対応した。同じ頃に日本の民間小型機が周辺を飛んでおり、防衛省が関連を調べている。