警視庁の警察行政職員初任科生の卒業式で、訓示する迫田裕治警視総監=7日午前、東京都府中市の警察学校

 警視庁は7日、警察学校(東京都府中市)で、警察行政職員初任科生116人の卒業式を開いた。迫田裕治警視総監は「自分こそが警視庁の原動力であるという信念と気概を持ち、活躍してほしい」と訓示した。同庁本部や警察署に配属され、事務や通訳、自動車整備などの業務を担う。4月に入校していた。

 式では代表の川原光登さん(21)が「学校での日々の全てが、私たちの胸に警察職員としての使命感を強く刻んでくれました」と述べた。

 終了後、スペイン語の通訳職になる森弘春香さん(23)は「誰かを助けることや治安を守ることに言語の壁があってはならない。語学力を高め、貢献していきたい」と語った。