パナソニックホールディングス(HD)子会社のパナソニックコネクトと神戸製鋼所は7日、溶接分野で協業すると発表した。パナコネクトの溶接ロボットと神鋼が開発した新材料を組み合わせ、自動車や二輪部品メーカーなどに提案する。

 神鋼は昨年から溶接材料の新商品を建機向けに展開しており、販路拡大のため自動車溶接に強みを持つパナコネクトとの協業を決めた。

 自動車業界では燃費向上のため車体の軽量化を進めており、強度の高い鋼板の使用が広がっている。こうした鋼板は加工が難しく、溶接の品質確保が課題という。協業による新工法は従来と比べて溶接時に飛散する金属粒子を低減し、作業速度を向上できるという。