連休明け7日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=143円台前半で取引された。

 午後5時現在は前週末比1円95銭円高ドル安の1ドル=143円18〜20銭。ユーロは1円70銭円高ユーロ安の1ユーロ=162円69〜73銭。

 トランプ米政権の関税政策の先行きが見通せない中、米財務長官が貿易摩擦を巡って中国側とスイスで協議すると伝わったが、市場の警戒感は解消されなかった。相対的に安全とされる円が買われた。

 外為ブローカーは「ニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均が下落したことも(ドル売りに)影響した」と分析した。