金利上昇でマイナスの影響があると回答した企業の割合

 帝国データバンクは8日、日銀が昨年3月以降利上げを続ける中、借入金利の上昇で企業の57・6%が業績に「マイナスの影響がある」と回答したとの調査を発表した。返済負担が増え資金繰りが厳しくなり、設備投資の減少も見込む。業界別では、不動産で71・6%がマイナスの影響があると回答し、最も割合が大きかった。

 帝国データは、不動産業界はローン金利上昇で消費者の住宅購入意欲が減退し、市場環境が悪化すると分析した。運輸・倉庫が68・1%、製造が62・4%で続いた。運輸・倉庫は経済活動の縮小で荷動きの減少が見込まれる。