【ロンドン共同】英国訪問中の被爆者団体「長崎県被爆者手帳友の会」の朝長万左男会長(81)ら3人が12日、ロンドンで講演した。医師でもある朝長会長は、原爆投下から80年がたとうとする今も被爆者は「白血病や、がんの発症リスクにさらされている」と指摘。核兵器は長期的に人体に悪影響を及ぼすと強調し、核廃絶を実現すべきだと訴えた。
6歳の時に爆心地から約4キロの福田村(現長崎市)で被爆した本村チヨ子さん(86)=長崎市=は、爆風で飛び散ったガラスの破片が刺さるのをかばってくれた祖母が亡くなったと証言。申し訳ないという思いを抱いてきたと振り返った。