三菱自動車は8日、日産自動車の米国工場でスポーツタイプ多目的車(SUV)を共同生産する検討を始めたと明らかにした。米国の関税政策で2026年3月期の営業利益が400億円下押しされる見通しだとも発表し、現地生産で関税の影響を緩和する狙い。
現在、三菱自は米国で販売する車種を日本から輸出している。日産の既存工場に共同で投資し、設備を活用して新型車をつくる。生産する車の詳細や生産時期、投資金額などは明らかにしなかった。
記者会見した加藤隆雄社長は「販売するマーケットで生産していくことは非常に大事だ」と強調した。