前日計量をクリアした、WBAスーパーフライ級王者のフェルナンド・マルティネス(左)と挑戦者の井岡一翔=10日、東京都内

 世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級タイトルマッチ(東京・大田区総合体育館)の前日計量が10日、東京都内で行われ、前王者で挑戦者の井岡一翔(志成)と、チャンピオンのフェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)はともにリミットの52・1キロを下回る51・9キロでクリアした。

 井岡は昨年7月、マルティネスに判定負けして王座陥落。昨年末に組まれた再戦は王者のインフルエンザ感染で中止となった。井岡は計量後の記者会見で「KOで明確に決着をつけることが理想だが、自分のボクシングをして判定でも勝つことが何よりも大事」と返り咲きへの意欲を語った。