北陸新幹線の早期大阪延伸を求め、沿線都府県でつくる建設促進同盟会が12日に開く大会の決議案に、東海道新幹線米原(滋賀県)を経由するルートの再検討を盛り込まない方向で調整が進められていることが10日、関係者への取材で分かった。石川県側が、文言を加えるよう事務局を務める福井県に求めていた。
決議案は、敦賀(福井県)―新大阪間の延伸について、福井県小浜市や京都市を通る現行計画の早期実現を政府、与党に求める従来通りの内容で調整。石川県以外から大きな異論はなかったとみられる。
大会は12日に東京都内で開かれ、石川県の馳浩、福井県の杉本達治両知事をはじめ10都府県の関係者が出席予定。