鳥取県米子市で講演する赤沢経済再生相=11日午後

 赤沢亮正経済再生担当相は11日、英国車への関税を年10万台に限り10%に引き下げるとの米英両国の合意に関し「米国が特定の国に自動車など分野別の関税を下げることがあり得ると判明し、一つの参考になる」と述べた。鳥取県境港市で記者団の質問に答えた。

 これに先立ち同県米子市で講演し、対米交渉について「国益は一歩も譲らない。正々堂々と言うべきことは言い、ウィンウィン(相互利益)になる合意をまとめたい」と強調した。

 4月の初交渉時を振り返り「トランプ大統領と3閣僚とで話したが、話が心にしみるという意味で一番相性が良いと思えたのはトランプ氏だった」と紹介した。