沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域内で活動する中国の海洋調査船=11日(第11管区海上保安本部提供)

 第11管区海上保安本部(那覇)は11日、沖縄県・尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国の海洋調査船がパイプのようなものを海中へのばしているのを確認した。事前同意のない海洋調査の疑いがあるとして、海保の巡視船が無線で中止を要求。調査船は同日午後1時20分ごろ、日中中間線の西側へ出た。

 11管内で中国の海洋調査船による特異行動が確認されたのは2023年10月18日以来。

 11管によると、現場は大正島の北北東約236キロの海域。海保の巡視船が11日午前6時半ごろ、調査船を見つけた。