トランプ米大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン、キーウ共同】トランプ米大統領は12日、ロシアのプーチン大統領が15日にウクライナとの直接交渉再開を提案したことを巡り「役立つと判断すれば飛んでいく」と述べ、会場のトルコ・イスタンブールで仲介する可能性に言及した。ウクライナのゼレンスキー大統領は12日「私はトルコに行く。トランプ氏が交渉に参加することを望む」と歓迎した。

 ゼレンスキー氏は通信アプリに「ロシアがこの機会を逃さないよう願う」と投稿した。直接交渉が実現すれば2022年以来3年ぶりとなる。ロシアは高官の派遣を検討している可能性がある。

 ウクライナは交渉の前提として、米国が提案した30日間の無条件停戦をロシアが受け入れることが重要との立場。トランプ氏はホワイトハウスでの記者会見で、プーチン氏が停戦を受け入れるだろうとの見方を示した。

 トランプ氏は直接交渉について「非常に重要だ。良い結果が生まれると思う」と話し、ロシアとウクライナ双方に参加を求めた。