沖縄の地元メディアの労働組合でつくる「沖縄県マスコミ労働組合協議会」などは13日、自民党の西田昌司参院議員の「ひめゆりの塔」の展示説明を巡る一連の発言に抗議する声明を発表した。西田氏が9日の記者会見で県民に陳謝しつつ「事実を言っているつもりだ」と述べたことを「反省なき謝罪と言わざるを得ない」と批判した。
声明は「沖縄戦の実相をゆがめただけでなく、語り継いできた先人たちの意志を踏みにじるもので、断じて容認できない」と指摘。「自身の歴史観に固執せず、いま一度、沖縄戦の記録、歴史的事実に向き合うべきだ」としている。