有機フッ素化合物(PFAS)

 発がん性などが指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が、河川や地下水で高い濃度で検出されている問題を巡り、衆院と参院が2024年度に21の地方議会の意見書を受理したことが13日、衆参両院への取材で分かった。22年度の3議会、23年度の11議会から急増しており、健康被害への懸念の高まりが背景にあるとみられる。

 PFASの代表物質にはPFOAとPFOSがある。体内に蓄積すると健康に影響する可能性が指摘されている。

 意見書は主に国の対策を求めるもので、衆参両院によると、22年度に受理されたのは大阪府と沖縄県の地方議会。