就職情報会社が開いた合同説明会に参加する学生ら=3月1日、千葉市

 大手人材サービス業のインディードリクルートパートナーズ(東京)は14日、2026年卒業予定の大学生の就職内定率が今月1日時点で75・8%だったと発表した。25年卒の前年同時期と比べ3・4ポイント増で、現行の採用日程になった17年卒以降で最高。採用競争が激化し、企業の選考早期化が進んでいる。

 政府のルールでは、面接などの選考活動が解禁されるのは6月1日。同社リサーチセンターの栗田貴祥上席主任研究員は「企業は優秀な人材を確保しないと事業存続に関わるという危機感から、選考を前倒ししている」と指摘した。

 内定先の業種は「情報通信業」が30・2%でトップ。「製造業(機械以外)」が15・3%と続いた。

 今月1〜7日にインターネットで調査し、大学生880人が回答した。