岡山市長特別表彰を授与される市消防団の片山敬史団長=16日午後、岡山市中区

 岡山市南区で3月に発生した山林火災で、大森雅夫市長は16日、昼夜を分かたず消火活動に当たったとして市消防団の功労をたたえ市長特別表彰を授与した。

 火災は3月23日に発生し4月11日に鎮火。焼損面積は隣接する岡山県玉野市と合わせ計約565ヘクタールとなった。消防局によると、消防団は計9日間で延べ2千人超が出動した。大森市長は「岡山県で過去にない焼失面積となりながら市民の生命に影響がなかった」と団員に感謝した。

 代表の片山敬史団長(67)は取材に「感無量。出動中は必死だった。市民の皆さんから団が必要とされていることを実感した」と話した。表彰式には分団長など114人が出席した。