18日、バチカンでローマ教皇レオ14世(左)と面会するウクライナのゼレンスキー大統領(右)と妻オレナさん(ロイター=共同)

 【ローマ共同】ローマ教皇レオ14世は18日、バチカンでの就任ミサ後、ウクライナのゼレンスキー大統領と面会した。ウクライナ大統領府によると、ゼレンスキー氏は教皇就任を祝福した上で、ロシアのウクライナ侵攻を巡り「教皇庁が戦争終結に重要な役割を果たせる」と期待を示した。

 ゼレンスキー氏は面会で、トルコ・イスタンブールでの16日のロシアとウクライナの交渉について報告。教皇庁が両国の直接協議を仲介する意向を示していることに謝意を伝えた。

 ロシアに連れ去られた子どもの帰還や捕虜解放に向けた取り組みについても協議。教皇は可能な限りの支援を約束したという。