愛知県警本部=名古屋市中区

 ミャンマーを拠点にした国際的な詐欺事件を巡り、警察官らをかたる電話をかけ現金をだまし取ったとして、愛知県警は19日、詐欺の疑いで、いずれも住所不定、無職の石川翔紀(32)、谷地智成(22)の両容疑者を再逮捕した。認否を明らかにしていない。

 2人は三重県鈴鹿市の男性会社員から現金をだまし取ったとする詐欺罪で起訴されていた。県警によると、2月にタイ当局に保護された愛知県の少年(16)と同じ拠点にいた。

 2人の再逮捕容疑は、何者かと共謀して1月14〜15日、警察官らをかたって神奈川県大和市の男性(65)に電話するなどして、同15日に現金160万円を送金させた疑い。