コメ価格の高止まりに多くの市民が苦しむ中、江藤拓農相による不用意な発言が発覚した。19日になり「配慮が足りなかった」と釈明したものの、スーパーを訪れた消費者らは「不愉快だ」などと一斉に批判。備蓄米放出の効果がなお限定的な状況に「庶民の生活を分かっていない」と嘆きの声も聞かれた。
大阪市のスーパーに買い物に来ていた60代の主婦松吉くみさんは「コメの価格が高く、食べるのを控えている。あまりにも非常識な発言で不愉快だ」とあきれた様子。パート中村千恵さん(53)は「なるべく安いコメを買うため、いくつも店を回っている。しっかり考えて発言してほしい」と苦言を呈した。