価格高騰が続くコメを「買ったことがない」と発言した江藤拓農相に19日、与野党から批判が相次いだ。立憲民主党の小川淳也幹事長は「進退が問われかねない深刻な事態だ」と指摘し、石破茂首相に厳格な対処を求めた。自民党内でも、政府のコメ対策に世論が厳しい視線を注ぐ中での失言に「辞任に値する」との声が上がった。
小川氏は記者団の取材に「首相には厳しい事実関係の調査や処断を求める」と強調。国民民主党の玉木雄一郎代表は「コメが高くて手に入らないという国民がたくさんいる中で、配慮を欠いた発言だ」と記者団に述べた。
自民幹部は「不用意だ。国会で野党に攻撃材料を与えてしまった」と非難した。