警察庁は19日、ゴールデンウイーク期間中(4月26日〜5月6日)の山岳遭難の発生状況を公表した。全国で203件発生し、236人が遭難、106人がけがをした。いずれも統計がある1994年以降で最多。死者は13都道県で21人だった。行方不明者は2人。

 都道府県別の発生件数は、長野が28件で最多。神奈川が16件、群馬が14件で続いた。全国の警察は救助隊員など延べ967人を投入し、ヘリコプターは39回出動した。

 警察庁の担当者は「自分の体力や経験に合った山を選び、事前準備を入念にして臨んでほしい」と呼びかけている。