みずほフィナンシャルグループの木原正裕社長は20日、東京都内で2025年度の事業戦略を説明した。「みずほ固有の競争優位性を磨く」と掲げ、企業の合併・買収(M&A)の仲介をはじめとした顧客企業の業績拡大へのサポートなどに力を入れる方針を示した。
企業向け部門においては、グループが持つ産業ごとの知見や顧客基盤を活用して、M&Aなどの支援を強化する方針。木原氏は「産業調査やコンサルティングは、われわれが最も強いところ。安定した収益源になっている」と強調した。
個人向け部門では顧客利便性を高めるため、スマートフォンアプリの使い勝手を改善する。