福岡県柳川市の専門学校で2023年、学校行事のバーベキューでこんろにアルコールを注いで炎上させ、燃え移った男子生徒=当時(18)=を死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた元教員助手篠原翔大被告(25)は20日、福岡地裁(岡本康博裁判長)の初公判で起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、予行演習で当時の学校の理事長は着火時にアルコールを使っていたと指摘。当日被告は「炭の火勢を強めるため自己の判断で注いだ」と述べた。公判では「息子が帰ってこないことだけが事実。まだ受け入れられません」とする生徒の父親の供述調書が読み上げられた。