【ソウル共同】6月3日の韓国大統領選で最有力候補とされる革新系最大野党「共に民主党」の李在明前代表が、テロ対策として遊説先の演壇に防弾ガラスを設置している。大統領選候補が身辺警護に防弾ガラスを導入するのは異例。党は襲撃予告が相次いでいると説明するが、保守系与党「国民の力」は「政治的パフォーマンスだ」と批判している。
李氏は今月12日に選挙戦が始まった当初から重さ3キロの防弾チョッキを着用してきた。共に民主党は「李氏を暗殺する目的で狙撃銃が密輸されたとの情報提供があり、テロの脅威が高まっている」として、防弾ガラスを特注した。