国際交流イベントを中止したのに代金返金が滞っているとして、宮城県が旅行業法に基づき、仙台市の旅行業「ハローワールド」に速やかに対応するよう行政指導したことが21日、県への取材で分かった。イベントは子どもと留学生が交流する「イングリッシュキャンプ」。返金遅延は約210件、総額600万円を超えるとみられ、県は全容把握を急いでいる。
指導は今月9日付。今年3月ごろから、県に全国の保護者などから相談が寄せられたため、今月1日に立ち入り検査を実施。同社が保管していた返金申込書や通帳を確認した。改善が見られない場合は行政処分も検討する。