【ジュネーブ共同】世界反ドーピング機関(WADA)は22日、ドーピング容認の国際大会「エンハンスト・ゲームズ」が来年5月に米国で開催されるとの主催者発表を受け「危険で無責任なコンセプトの大会」と改めて非難した。
主催者は21日に陸上、競泳、重量挙げの3競技を実施することを明らかにし、競泳の世界選手権優勝経験者らも参加を表明している。WADAは運営側が薬物の関連製品の販売に重点を置いていると指摘し「過去には禁止薬物使用により長期的に深刻な副作用に苦しんだ例は数多くあり、死亡した人もいる」と強調した。