共同通信社とソフトバンク

 共同通信社とソフトバンクは23日、人工知能(AI)事業向けのデータセット基盤の整備や、新たなAIサービスの開発に向けて提携したと発表した。

 共同通信の豊富なニュース記事とソフトバンクの技術力を活用し、企業や研究機関にとって使いやすいデータセット基盤を構築することで、生成AI事業の健全な成長につなげる狙いがある。記事の不正利用を防ぐ仕組みを導入し、メディアコンテンツの価値を守ることを目指す。

 共同通信は昨年11月、ソフトバンクの子会社「SB Intuitions(インテュイッションズ)」(東京)とも生成AIの開発で提携しており、ニュース記事を用いた大規模言語モデル(LLM)の性能向上などの研究に取り組んでいる。