陸上自衛隊美唄駐屯地(北海道美唄市)は23日、駐屯地内でヒグマ1頭が目撃されたと明らかにした。隊員への被害はなかった。周囲に設置されたフェンスが荒らされた形跡はなく、駐屯地はヒグマの侵入経路を調べている。

 同駐屯地の敷地内でヒグマが目撃されるのは初めてという。目撃地点から約300メートル西には住宅があり、美唄署はパトカーによる警戒活動を実施している。

 駐屯地や署によると、22日午後4時50分ごろ、隊員が敷地内を車両で走行中、約30メートル先にヒグマがいるのを目撃し、上司が警察に通報した。ヒグマは体長約1メートルで、敷地内にある森に向かっていったという。