JR四国とJR西日本は23日未明、瀬戸大橋上で電車が故障し立ち往生した場合に備えて合同訓練を実施した。昨年、乗客が約6時間車内に閉じ込められたことを踏まえ、乗客の誘導や会社間の情報伝達を確認した。
両社社員ら約170人が参加し、宇多津駅(香川県)を出た電車が走行中、架線切断による車両故障で動けなくなったと想定。救援のため別の列車を横付けし、ドアの間に最長4・3メートルの伸縮式の板を渡して乗客役の約80人が乗り換えた。
岡山―児島(岡山県倉敷市)間はJR西、児島駅から四国側はJR四国が管轄している。