小泉進次郎農相は23日、東京都内のスーパーと米穀店を視察し、販売状況や価格動向を確認した。空き棚が目立った売り場や購入数量を制限している現状に危機感を示した。視察後、記者団の取材に対し現状のままの流通では備蓄米は店頭までなかなか届かないと説明。インターネット通販を念頭に「新たなプレーヤーにも随意契約に参加していただく」と語った。
米穀店への視察では、店頭で新潟県産コシヒカリ5キロが4900円で販売されていることを確認。男性店主(71)から「少し備蓄米を出しても不足感は消えない」などと指摘を受けた。1家族当たり5キロの購入制限を設けていることなども聞き取った。