青々とした葉で包んで仕上げられる朴葉ずし=23日午前11時42分、下呂市萩原町古関、萩原チキンセンター

 初夏の味覚「朴(ほお)葉ずし」の製造が、下呂市内の食品加工会社で始まり、芳香を放つ新緑のホオノキの葉で酢飯を包む作業に従業員らが追われている。

 田植えの時季に作られた飛騨や東濃、中濃に伝わる郷土食。朴葉の防腐作用で痛みにくく、手が汚れた農作業の合間でも食べやすいという山間地の知恵が詰まる。...