プッチーニ作の名作オペラ「トゥーランドット」が8月14日、岐阜市薮田南のサラマンカホールで上演されます。主催団体の役員が、かつて岐阜県の揖斐郡池田町に住んでいたことから実現しました。「岐阜県、池田町の人たちに私たちのオペラ公演を楽しんでいただきたい」と来場を呼びかけています。
スマホ見せてグルメ・買い物お得に!岐阜新聞デジタルクーポン
主催するKONO国際交流(こうの香代子代表)は1995年から、チェコやイタリア、日本国内などで公演を重ねてきました。作曲家ヴェルディが創設した音楽家のための施設「カーサ・ヴェルディ」(イタリア・ミラノ)では計10回コンサートを開催。国内でも「アイーダ」全幕上演などに取り組んできました。
副代表の早田琴奈さん(37)は、2017年3月までの2年間、公務員の夫の仕事のため池田町に住んでいました。町の「地方創生プロジェクト」に2年間参加し、町の魅力再発見をテーマとした本「いけ本」の発行に携わるなど、町と深い関係を持っていました。

「池田町で活躍する多くの人との出会いがありました。池田町は今でも大切な私の原動力となっています」と早田さん。病気により一時はオペラ歌手としての活動を断念しましたが、池田町の人たちの生き生きした姿に触れたことをきっかけに、再び舞台に戻ったといいます。
KONO国際交流の公演は岐阜県内では初めて。「岐阜の皆さんに私たちのオペラを楽しんでいただきたい」と早田さん。「サラマンカホールは、日本に数あるホールの中でも音響がとても素晴らしくピアニッシモが心地よく客席を包みこむと言われています。このホールで演奏できることをとても楽しみにしています」と話しています。岐阜市生まれのオペラ歌手・飯沼友規さん(39)も演出、皇帝役として参加。イタリア語で上演され、日本語字幕が付きます。
公演は8月14日午後5時開場、午後5時半開演。チケットは一般2000円、学生・シルバーは無料。池田町民は先着500人を無料招待します。申し込み、問い合わせは、kono_kokusai[アットマーク]yahoo.co.jp まで。※[アットマーク]を@に変えてください。