ナルゲス・モハンマディさん(ロイター=共同)

 【テヘラン共同】イランで刑務所に収監されたまま2023年にノーベル平和賞を受賞し、体調不良を理由に一時釈放中の人権活動家ナルゲス・モハンマディさん(53)が今年4月に検察当局から再収監命令を受けたことが24日分かった。モハンマディさんは弁護士を通じて収監命令を拒否した。関係者が明らかにした。

 モハンマディさんは22日、ドイツ公共放送ARDのインタビューに語った内容として「45日前に再収監命令を受けた。収監されるような罪は犯していないし、戻るつもりはない」とX(旧ツイッター)に投稿した。

 モハンマディさんはイランの厳格なイスラム体制下で抑圧に抵抗し、女性の人権拡大を訴えている。