【キーウ共同】ウクライナのイワシチェンコ対外情報局長官は、中国がロシアの軍需企業に対し、火薬や部品のほか、武器製造に必要な薬品、工作機械を供給しているのを確認したと述べた。国営通信社ウクルインフォルムが25日、インタビュー内容を報じた。

 イワシチェンコ氏は20の軍需企業への供給が確認されたと説明。特殊な化学薬品を大量に供給したケースも6件あった。2025年中に、ロシア製無人機に使われる電子機器の8割が中国製になるとの見方も示した。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は4月「中国がロシアに武器を供給しているとの情報を得た」と表明。中国外務省は、紛争当事国に殺傷能力の高い兵器を提供したことはないとして否定していた。