ロシアのラブロフ外相(ロイター=共同)

 【モスクワ、キーウ共同】ロシアのラブロフ外相は28日、今月16日に3年ぶりに行われたウクライナとの直接交渉に続く次回協議を6月2日にトルコ・イスタンブールで開催し、停戦条件などを明記した覚書を提示する用意があるとビデオ声明で発表した。ウクライナに開催の同意を求めた。

 ラブロフ氏は、ロシアが作成した覚書では危機の根本的原因を克服する内容を盛り込んだと説明した。主権や安全保障を巡り、ウクライナにとって厳しい項目が並んだ内容とみられる。

 ウクライナのウメロフ国防相は28日、ロシアが覚書の作成を終えたと伝えてきたと表明。まだ届いておらず「覚書を待っている」とした。