日本製鉄が、二酸化炭素(CO2)の排出量が少ない電炉を導入するため、計約8686億円を投資することが30日分かった。兵庫県姫路市と山口県周南市、北九州市の製鉄所が対象で、政府が最大約2513億円を補助する。

 鉄鋼各社はCO2の排出量が大きい高炉から電炉への転換を進めている。日鉄は2022年に姫路市で高品質な電磁鋼板を生産できる大型電炉1基を稼働させた。