【プノンペン共同】カンボジア北西部ポイペトで特殊詐欺に関わった疑いがあるとして拘束された日本人とみられる約30人が、近年開発された新興地区にある建物を使用していたことが29日、カンボジア政府関係者への取材で分かった。この建物の周辺は居住者が少なく、発覚を免れるため、日本人が集団で行動しても目立ちにくい場所を選んだとみられる。
日本の警察は約30人が拠点にしていた建物の詳しい場所を指定し、カンボジア捜査当局に捜索を依頼した。日本から捜査員を派遣して約30人を調べ、容疑が固まり次第、日本に身柄を移送する見通し。約30人は27日夜、バスで首都プノンペンの収容施設に移された。