行政や医療関係者、市民が合同で机上訓練に臨んだ、下呂市の医療防災訓練=同市森、市民会館

 災害によるけが人の症状を判断して搬送の優先順位をつける「トリアージ」を市民が疑似的に行い、行政へ情報伝達する机上訓練が29日、岐阜県下呂市内の5カ所で行われた。市民や市職員、医療関係者ら約200人が参加。災害で医療体制が滞った時に、より多くの命を救うためのトリアージについて理解を深めた。

 「市医療防災訓練」で、市が初めて実施。市民のほか、市や県立下呂温泉病院の職員、市内の医師会や歯科医師会、薬剤師会の会員が参加した。同市森の市民会館を開催本部として市内4カ所をオンラインで結び、一斉に行った。

 市内で...