「低炭素ガソリン」のレースでの活用を発表し、写真撮影に応じるトヨタ自動車など自動車メーカー4社とENEOSの幹部ら=31日午後、静岡県小山町

 トヨタ自動車など自動車メーカー4社とENEOS(エネオス)は31日、ガソリンに植物由来のバイオエタノールを混合して環境負荷を抑えた「低炭素ガソリン」をレースで活用すると発表した。一般車両への普及を見据えた実証実験と位置付ける。

 エネオスが開発した低炭素ガソリンを「スーパー耐久シリーズ2025」に出場するトヨタと日産自動車、マツダ、SUBARU(スバル)のレース車両に供給し、改善を加える。

 ホンダは今年はレースへの出場回数が少ないため参画を見送ったが「2026年以降も取り組みが継続する場合はぜひ参加したい」とのコメントを寄せた。