大相撲の新横綱大の里(24)が31日、東京都墨田区の両国国技館で行われた尾車親方(元幕内琴恵光)の引退相撲で土俵入りし、国技館で初めて雲竜型を披露した。30日の明治神宮奉納土俵入りは雨天のため一般公開されなかった。ファンの前でも初めてとなり「国技館の土俵でやると、ひと味違う。大勢の中で土俵入りできてうれしい」と喜びを口にした。
「横綱大の里」のアナウンスに大きな拍手が送られ、取組は豊昇龍との初めての横綱対決を寄り切りで制した。「すごい歓声をいただいた。(土俵入りは)覚えて体が慣れてくると思う。しっかり勉強して頑張りたい」と殊勝に語った。