【エルサレム共同】イスラム組織ハマスは1日、パレスチナ自治区ガザの停戦に向けた交渉を直ちに再開する用意があると表明した。声明で「争点を解決し、恒久停戦とイスラエル軍の完全撤退につなげる」と強調した。イスラエルは譲歩しない姿勢を示している。双方の主張の溝は依然深く、停戦合意の早期実現は見通せない。
イスラエル軍のザミール軍参謀総長はガザ南部を視察し、北部と南部で地上侵攻をさらに拡大するよう部隊に命じた。イスラエルは一時的な停戦と、ハマスが拘束する人質の解放を求め、軍事圧力を激化させている。
物資配給は、米イスラエルが主導し設立した「ガザ人道財団」が実施するが、住民が殺到し混乱が続く。