モンゴルのオユーンエルデネ首相

 【ウランバートル共同】モンゴル国民大会議(国会)は3日、オユーンエルデネ首相を信任する決議案を否決した。首相は憲法の規定により辞任したとみなされ、退陣する。地元メディアが報じた。首相は息子らのぜいたくな生活ぶりが報道されて国民の反発を招き、退陣を要求する抗議デモが続いていた。

 首相は不信任を受け「政府は権限を行使できなくなった。これまで国民のために尽くしたのは私の誇りだ」と表明した。

 決議案の採決に先立ち、フレルスフ大統領は本会議に出席し「国会と政府が国民の声を真摯に受け止めることを期待する」と強調し、首相に辞任を促した。国会での審議は首相が自ら求めた。