「家庭教師のトライ」の運営会社トライグループ(東京)が作成したオンライン教材で、水俣病を「遺伝する」と事実と異なる説明をしていた問題で、同社は6日、環境省や関係自治体に向けた再発防止策を公表した。教材作成の内容を確認する担当者の増員や、水俣病への理解を深める社員研修の実施を明記している。
誤りがあったのは映像授業サービス「Try IT」の中学生向け教材で、胎児が母親の胎盤を通じてメチル水銀の影響を受け、水俣病を発症する事例について「遺伝する」と表現。教材は2015年から公開され、再生回数は延べ7万回以上だった。