子どもたちに医療の仕事を身近に感じてもらおうと、岐阜医療科学大(関市)が「職業教育ボードゲーム」を県内企業と共同で製作した。カードを集めて医療チームを結成、病気やけがの患者を救う。地域医療の担い手不足が社会課題となる中、遊びを通して「命と向き合うやりがいのある職業」としての魅力を伝える。県内の小中学校と高校に無料で配布している。
同大によると、県内各大学の医療系学部への志願者数は、2019~23年の5年間で18・4%減少。高齢化社会が進む中、医療従事者不足が見込まれている。同大企画課の今井将太課長補佐は「専門的で大変そうというイメージが先行してしまっている部分がある。医療現場ではたくさんの職種の人たちが活躍していることも知ってもらいたい」と作成の意図を説明する。
ゲーム名は「ぼくのかんがえたさいきょうの医療チーム」。最大5人が対戦できる。...