苫小牧信用金庫(北海道苫小牧市)は9日、ATM利用者約3300人の情報が入った外部記録媒体を紛失したと発表した。氏名や取引金額に加え、防犯カメラに記録された顔画像も含まれる。同信金は信用金庫法に違反した不動産取引や元理事長の過剰な経営への関与があったとして北海道財務局から業務改善命令を受け、同日、業務改善計画を提出した。

 紛失した外部記録媒体には、2021年8月31日から22年3月11日の平取支店でのATM取引が記録されており、電話番号や口座残高も含まれている。情報が不正に利用された事実は確認されていないという。