【ウィーン共同】日本や米国、韓国など8カ国は11日、国際原子力機関(IAEA)の定例理事会で北朝鮮に対し、国連安全保障理事会決議に沿った完全な非核化に向けた交渉に再び参加するよう求める共同声明を出した。
8カ国は声明で、北朝鮮の核開発は平和と安全保障を脅かすものだとし、IAEAが北朝鮮の核関連施設で検証活動を実施できていないことに遺憾の意を表明した。
IAEAのグロッシ事務局長は9日の理事会で、北朝鮮北西部の寧辺に、首都平壌近郊カンソンにあるとされる秘密の核関連施設と規模や特徴が似た新施設が建設されており、動向を注視していると述べていた。