米上院歳出委員会の国防小委員会に出席したヘグセス国防長官=11日、ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン共同】ヘグセス米国防長官は11日、上院歳出委員会の国防小委員会で、ロシアによるウクライナ侵攻で続く戦争を巡り「どちらに勝ってほしいか」と問われ、直接回答するのを避けた。「トランプ大統領は和平に取り組んでいる。和平がわが国の国益にかなう」と述べるにとどめた。

 質問したのは共和党重鎮でウクライナ支持を掲げるマコネル議員。ヘグセス氏は、どちらを侵略国と考えているかとマコネル氏に問い詰められ「ロシアだ」と明言した。

 ウクライナ侵攻3年に合わせた2月の先進7カ国(G7)首脳のテレビ会議では声明をまとめられなかった。