女子テニスツアーを統括するWTAは11日、不妊治療により欠場する選手の世界ランキングを保護する特別制度を導入すると発表した。シングルスかダブルスのランキング750位以内で、10週以上続けてツアー大会に出場できない選手に適用する。

 卵子凍結の経験がある2017年全米オープン覇者スローン・スティーブンス(米国)はWTAを通じ「画期的な制度で、選手に競技を諦めずに続ける力を与える」と歓迎するコメントを出した。

 WTAはかねて出産などからの復帰で「特別ランキング制度」を採用している。(共同)